北海道の名ガイド 積丹カヤックスへ

札幌滞在ならば、ぜひ積丹の海まで

 2024年も様々に水旅してきましたが、今回長期休暇として妻の故郷である北海道札幌市へ1ヶ月ほど滞在しています。

 そのスキマ時間で凪いだタイミングを見つけ、積丹町にある積丹カヤックスさんへお邪魔しました。

 ガイドの西村 巌さんとは、2014年3月20日に私が初めてツアーお願いした以来、足繁く通い緩い交流を続けてきたのです。

 こうして、10年間の縁もあり、北海道へ訪れる(いまでは帰省)タイミングでツアー依頼してきたのです。

美しい断崖を近くで眺める積丹18㎞の中上級者コース

 今回は2024年10月27日(日)、小樽駅経由で9時10分に美国バス停着の公共交通機関プランでアクセス。私が積丹を初めて漕いだ入舸(いりか)から美国(びくに)までの18km区間を通して案内していだきました。

 予め西村さんが告知されていたようで、リピーターの方と3人で入舸の港近くから漕ぎ出します。なお、北海道は条例により漁港からシーカヤックの離着陸ができないことになっているので、港近くの岩場から離陸。

硫黄色が強い雄々しい海岸線

 途中、(いつかの冬に海豹を見た)島武意からは海抜100m前後の断崖絶壁が続き、(西村さんが推定して45m)女郎岩とピリカ岬の間の岩場で昼休憩。

左手の人差し指を天に突き出したような女郎岩と私

 ピリカ岬を越え幌武意にて着陸するか先に進むか…おそらく慎重な西村さんなら幌武意着陸を選択するかと考えていましたが、マッカ岬まで進み凪いだ海面を眺めると、美国まで前進を選択。「せっかくの機会ですから」と西村さん。

遥か彼方に見えた宝島が近くなると、もう少しで美国

 おかげさまで、私が初めて漕いだ入舸から島武意、シンボリックな女郎岩、幌武意を抜け、妻とも漕いだ美国までのエリアをひとつなぎに出来ました。やはり片道の海旅は心地よい。美国までの水平線には、余市、小樽、そして石狩まで次のアイヌモシリを眺めることができ、旅欲をかきたてられます。

 無事に海旅を終えながら、私は16時29分の美国バス停にて皆さんと別れ、札幌への家路へ。

2025年3月に積丹カヤックス共催の横浜運河カヤッキング

 2025年3月には、西村さんが神奈川県横浜市へお越しいただき、一緒に横浜運河カヤッキングを実施予定です。これからも長いご縁となることでしょう。